N様は、外出が好きで、若い頃は色々な所へ旅行に行っておられました。しかし、3年前脳出血で半身麻痺になり、その後経管栄養となりました。ご家族様は、経管栄養になったので、
「もう旅行なんて無理」と諦めておられました。
ご家族様のつぶやきを聞いた職員は、今は体調もいい。今なら行ける。夢の実現に向け、旅行を計画。
8月某日、いいお天気の中、いざ淡路島に出発!
まずは、サービスエリアで昼食。M様は、ソフトクリームを美味しそうに食べ、その後、経管栄養で水分を取って頂き、淡路島へ。
1日目は、「イングランドの丘」に行きました。 大好きなひまわりの囲まれた「はい。ポーズ」
その後、ホテルに入り、バーカウンターを使って、食事をして頂きました。その後、ソファでお気に入りのスヌーピーと寛いでいます。
2日目は、徳島に渡り、「大塚国際美術館」にいきました。
M様は、熱心に鑑賞されていました。 絵画の大きさにびっくり!
「 M様の微笑 」 「最後の晩餐!私たちの晩餐は?」
「 睡蓮のお出迎え 」
日頃は、昼も寝ている事が多く、排泄の意思表示も無く、時間でトイレにお連れしているM様。
旅行中は、表情も生き生きされ、車の中では、寝る事なく景色を楽しんでいました。2日目の大塚国際美術館では、トイレの意思表示があり、トイレにお連れしました。偶然かと思ったら、2時間後も同じ事が起こり、こんな事が起こるなんてとご家族も感激。 休憩中にケーキを食べられた時も、はっきりと「美味しい!」と言われ、それにもびっくり!
ご家族様から「あきらめなくて良かった。最高の親孝行ができた」と嬉しい言葉を頂きました。